文楽「曽根崎心中」見てきました [催し]
府中の森芸術劇場でおこなわれた文楽の公演を友人と見てきました。
演目は「曽根崎心中」です。
文楽を生で見るのは二度目、最初もこの劇場です。
曽根崎心中は初めてでした。
歌舞伎でも見たことなかったような‥
久々の文化的なお出かけ?で、楽しみにしていました。
順調に着きましたが~
携帯を忘れていっちゃったんですよ!
ロビーで本物のお人形の写真を撮れたのにぃ。
一緒に写真撮ってもらうことも出来るので、それは友だちの携帯で撮ってもらいました。
文楽の他の公演でもやっているのかどうか知りませんけど~
いい企画ですよね。
昨年は奥様風のお人形でした。
今年は赤い着物のお姫様だったんですよ。
人形遣いさんがもちろん後ろに立っているんですが、
お人形の存在感が強くて生きているよう。
こちらの手にそっと手を載せて挨拶してくれるのですが~
身のこなしがふわっと品よくて色っぽいんです
美しい遊女お初。
このお初の足元には‥
実は、恋人の徳兵衛が隠れていて。
縁の下にいる徳兵衛を打ち掛けで隠し、
そうとは知らず店に来ている客の九平次にそしられている恋人が飛び出さないように足で引き止めながら、
独り言のように、ともに死ぬ決意を伝えるという名場面。
これがなかなか色っぽかったりして。
ずーっと昔にドラマ化されたのを見た覚えがあります。
でもストーリーはけっこう忘れていました。
遊女のお初と手代の徳兵衛が真剣な恋に落ち、結婚に反対され、追い詰められて‥
というのは覚えていたんですが。
徳兵衛のはたらく醤油屋の主人が伯父で、そこからの縁談を断り‥
というあたりは何となく。
徳兵衛が親友と思っていた九平次に金を貸し、悪どく騙されてしまうというのは忘れてました。
そのくだりを見たら、え、これ、犯罪被害者じゃない!
大事な金を騙し取られただけでなく逆に犯人にされてしまい、
証拠もないので、恥をすすぐには死を選ぶしかないという展開。
う~ん、有能な探偵がいれば‥
急に金遣いが荒くなった九平次に容疑を向けることも出来ただろうにねえ?
描き方は、ロミオとジュリエットのような美しい悲劇という印象でしたが。
考えてみると、ロミジュリって意外と悪い人はいないのよね。
それぞれの立場で自分の家のために真剣なだけで‥
「曽根崎心中」は実際に起きた事件を元に、あまり日もたたないうちに近松門左衛門が書いた芝居。
心中物の始まりでした。
心中が純愛として美化されたために増えてしまい、後には江戸幕府が厳しく取り締まるようになったとか。
[追記:
三味線の音もいいんですよ!
テレビなどで聞いても慣れていないせいか?三味線だなと思うだけでしたが。
生の迫力なのか、演奏している人の腕なのか、両方でしょうね。
感情がこもった演奏で、場を盛り上げていました。
お人形の美しさがけなげさを表していて、磨き上げられたものが時代を超えて受け継がれている‥
深みを感じました。
演目は「曽根崎心中」です。
文楽を生で見るのは二度目、最初もこの劇場です。
曽根崎心中は初めてでした。
歌舞伎でも見たことなかったような‥
久々の文化的なお出かけ?で、楽しみにしていました。
順調に着きましたが~
携帯を忘れていっちゃったんですよ!
ロビーで本物のお人形の写真を撮れたのにぃ。
一緒に写真撮ってもらうことも出来るので、それは友だちの携帯で撮ってもらいました。
文楽の他の公演でもやっているのかどうか知りませんけど~
いい企画ですよね。
昨年は奥様風のお人形でした。
今年は赤い着物のお姫様だったんですよ。
人形遣いさんがもちろん後ろに立っているんですが、
お人形の存在感が強くて生きているよう。
こちらの手にそっと手を載せて挨拶してくれるのですが~
身のこなしがふわっと品よくて色っぽいんです
美しい遊女お初。
このお初の足元には‥
実は、恋人の徳兵衛が隠れていて。
縁の下にいる徳兵衛を打ち掛けで隠し、
そうとは知らず店に来ている客の九平次にそしられている恋人が飛び出さないように足で引き止めながら、
独り言のように、ともに死ぬ決意を伝えるという名場面。
これがなかなか色っぽかったりして。
ずーっと昔にドラマ化されたのを見た覚えがあります。
でもストーリーはけっこう忘れていました。
遊女のお初と手代の徳兵衛が真剣な恋に落ち、結婚に反対され、追い詰められて‥
というのは覚えていたんですが。
徳兵衛のはたらく醤油屋の主人が伯父で、そこからの縁談を断り‥
というあたりは何となく。
徳兵衛が親友と思っていた九平次に金を貸し、悪どく騙されてしまうというのは忘れてました。
そのくだりを見たら、え、これ、犯罪被害者じゃない!
大事な金を騙し取られただけでなく逆に犯人にされてしまい、
証拠もないので、恥をすすぐには死を選ぶしかないという展開。
う~ん、有能な探偵がいれば‥
急に金遣いが荒くなった九平次に容疑を向けることも出来ただろうにねえ?
描き方は、ロミオとジュリエットのような美しい悲劇という印象でしたが。
考えてみると、ロミジュリって意外と悪い人はいないのよね。
それぞれの立場で自分の家のために真剣なだけで‥
「曽根崎心中」は実際に起きた事件を元に、あまり日もたたないうちに近松門左衛門が書いた芝居。
心中物の始まりでした。
心中が純愛として美化されたために増えてしまい、後には江戸幕府が厳しく取り締まるようになったとか。
[追記:
三味線の音もいいんですよ!
テレビなどで聞いても慣れていないせいか?三味線だなと思うだけでしたが。
生の迫力なのか、演奏している人の腕なのか、両方でしょうね。
感情がこもった演奏で、場を盛り上げていました。
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深みを感じました。
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文楽の有名なものですね。
一度は鑑賞したいと思いますが、最初の入り口が難しいです。
by green_blue_sky (2018-03-11 07:11)
えぇっ! そんな理不尽な~。九平次ひどい奴!!
by zombiekong (2018-03-11 12:23)
私も観たことがあります この演目
表現が素晴らしいですね 人形とは思えない。
by ぴーすけ君 (2018-03-11 14:43)
文楽、小説を読んでいつかは見てみたいと思っております。
by 溺愛猫的女人 (2018-03-11 20:29)
文楽の曽根崎心中、見たことあります♪
人形の所作が美しくてびっくりしたのを覚えています^^
by ゆきち (2018-03-11 20:44)
そう思うと昔は本当に罪ないのに命おとしま人が沢山いたってことですね。現代ではとても考えられないですね!
by みぃにゃん (2018-03-11 20:46)
おはようございます^^
文楽、まだ一度も鑑賞したことが無いです。「曽根崎心中」って名前だけは知っていますが(--ゞ
by mimimomo (2018-03-12 06:13)
文楽、見てみたいんです!
でもなかなかチャンスが無くて(笑)
生の三味線の音も聞いてみたいわ^^
by リュカ (2018-03-12 10:06)
歌舞伎では観ましたが、まだ文楽ではこの作品は観ていません。
機会があれば文楽の「曽根崎心中」も観てみたいです(^^♪
by そらママ (2018-03-12 12:06)
大阪には「国立文楽劇場」があるので時々見に行ってます。
曾根崎心中は七代目竹本住大夫さんで見たのですが
おおらかで美しい大阪弁が素晴らしかったです。
いまはテレビのお笑いの人の影響もあって
大阪弁って乱暴な言葉のように思われていますが
昔の大阪弁は美しかったんだなって思いましたよー。
by ちぃ (2018-03-12 16:10)
本当に命が宿っているような美しさですね。
劇場で観てみたいです(^-^)
by emi (2018-03-12 16:21)
文楽を生で観られたのでやすね。
いいなあ。あっしも一度は観たいと思ってやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2018-03-12 16:42)
文楽って観にいったことないです~。
お人形の衣装やらも楽しめそうですね♪
お友達がお能で笛吹きやってるので
観にいったことあるんですがほとんど
わからず・・・(笑)
by そらまめ (2018-03-13 09:10)
文楽子供の時見たら怖かった。
今はまともに見られるでしょうに。
by OMOOMO (2018-03-13 11:05)
文楽、なかなか行けませんが数年前に
見てから結構はまりました。凝縮され
た命懸けの芸能、という感じがします。
能や歌舞伎と比べると影が薄い気がし
ますが、1番好きかも。もっと評価
されてもいいと思います。。
by うりくま (2018-03-15 21:54)